小児矯正Q&A

小児矯正において、よくある質問と回答をまとめましたので、ぜひご覧下さい。

小児矯正はいつ頃から開始したらよいのですか?

最適な小児矯正開始時期は一概にはいえません。不正咬合の状態や症状は個人差があります。早期の小児矯正によって効果を発揮する場合と、少し期間をあけてから治療することで効果を発揮する場合があります。気になった時点で早めにご相談していただければ、その方にとって最適な小児矯正開始時期をご案内させていただきます。

小児矯正期間はどのくらいですか?

小児矯正期間は、患者様の症状によって個人差がありますが、一般的に口の中に矯正装置が入る期間は、全体的な治療では1年半~2年半、部分的な治療では、1年以内で終わることケースが多いです。

小児矯正に痛みはありますか?

小児矯正でも、矯正装置が入ることによって特に初期段階では、多少の傷みが生じるケースがあります。痛みの感じ方は人それぞれですが、歯が浮いたような感覚になったり、食事のときに物をかむと痛みを感じる方もいらっしゃいます。ただし、通常数日もすれば痛みが無くなっていきますので、ご安心して下さい。最近では矯正装置の進歩により以前に比べ、従来よりも大幅に痛みを軽減することが可能になってきました。

小児矯正は日常生活になにか制限はありますか?

小児矯正は、特に制限はありません。ただし、激しいスポーツなどで人とぶつかり合うような場合、お口の中を傷つけてしまう可能性がありますので、身動きを取る場合はご注意下さい。また、管楽器を吹かれる方も同様に注意が必要です。

小児矯正で食事は普通どおりでいいのですか?

小児矯正の矯正装置の違いによって多少の違いはありますが、普通のお食事であれば問題はありません。ただし、極端に固い食べ物(せんべいなど)や、粘着質な食べ物(ガム、キャラメルなど)などは、矯正装置を破損してしまう可能性が高いため、極力避けて下さい。

小児矯正中はむし歯になりやすいと聞いたのですが本当でしょうか?

お口の中に矯正装置が一定期間入りますので、通常よりも汚れがたまりやすく、むし歯になりやすい状態になります。せっかく矯正治療で歯ならびを治しているのに、むし歯になってしまっては全く意味がありません。小児矯正前、小児矯正中も歯磨きの指導が必須と言えるでしょう。

矯正は大人になってからも可能ですか?

大人でも矯正治療は可能です。最近の傾向としては、大人の方で矯正治療を行う人が増加しています。年齢制限はありませんので、歯並びがきになる方は、何なりとご相談下さい。

小児矯正により顔つきまで良くなると聞いたのですが?

実際のところ、例えば、前歯が出ているようなケースでは、矯正治療によって前歯の位置が後退することによって唇が自然な形に変化します。また、矯正治療を施すことで正しく噛めるようになるため、お口の周りの筋肉を正しく使えるようになりますので、顔つきが引き締まります。更に言えば、自信を持って笑顔をつくることが出来るようになります。

差し歯や、ブリッジの歯がありますが矯正治療できますか?

もちろん出来ます。差し歯、ブリッジそのものから矯正治療に影響が出ることはありません。 ただし、矯正治療ですから歯を動かすことになります。歯を動かすことによって、かみ合わせや歯ぐきの形に変化をもたらしてしまうケースがあるため、その場合は矯正治療終了後に差し歯やブリッジの再治療が必要となる場合があります。