小児矯正に関するよくあるご質問

1. 治療の時期・タイミングについて

Q: 子供の矯正は何歳から始めるのがいいですか?

A: 一般的には、前歯が生え変わる6〜7歳頃に一度ご相談いただくのが理想的です。ただし、受け口(反対咬合)などの場合は3〜5歳頃から早期対応が必要なケースもあります。

Q: まだ乳歯しかないのですが、相談してもいいですか?

A: はい、もちろんです。乳歯の段階での歯並びや癖(指しゃぶりなど)を確認することで、将来の歯並びを予測し、適切な開始時期をアドバイスできます。

Q: 中学生になってからでは遅いですか?

A: 遅すぎることはありませんが、中学生になると顎の成長が止まってくるため、大人に近い「ワイヤー矯正」が必要になるケースが増えます。成長を利用できる小学生のうちの方が、選択肢は広がります。

Q: 本人が嫌がっているのですが、無理に始めるべきですか?

A: 矯正治療にはお子様の協力が不可欠です。まずはカウンセリングで「なぜ歯を並べるのか」を優しく説明し、本人が前向きになれるタイミングを探ることをお勧めします。

Q: 「様子を見ましょう」と言われたのですが、本当に大丈夫ですか?

A: お口の状態によっては、生え変わりを待ってからの方が効率的な場合もあります。当院では「なぜ今待つのか」「いつが次のステップか」を明確にご説明します。


2. 治療のメリット・効果について

Q: 小児矯正を行う最大のメリットは何ですか?

A: 顎の成長をコントロールすることで、将来的に抜歯をせずに歯を並べられる可能性が高まることです。また、正しい噛み合わせは顔立ちや発育にも良い影響を与えます。

Q: 大人になってからの矯正と何が違いますか?

A: 大人は「今あるスペースに歯を並べる」だけですが、子供は「顎の横幅を広げる」など、土台そのものを整えることができます。

Q: 小児矯正をすれば、将来大人になってからの矯正は不要になりますか?

A: 1期治療(子供の矯正)で綺麗に並び、2期治療(大人の矯正)が不要になるケースも多いです。必要になった場合でも、期間の短縮や抜歯回避などのメリットがあります。

Q: 歯並びが悪いと、将来どんなリスクがありますか?

A: 虫歯や歯周病になりやすいだけでなく、噛み合わせの不備による顎関節症、正しく発音できない、見た目へのコンプレックスなどが懸念されます。

Q: 出っ歯や受け口は遺伝しますか?

A: 骨格的な特徴は遺伝しやすい傾向にあります。ご両親が歯並びで苦労された場合は、早めに専門医へ相談することをお勧めします。


3. 装置の種類と痛みについて

Q: 子供が痛がらないか心配です。

A: 子供の矯正装置は、大人の矯正に比べて弱い力で動かすため、痛みは少ない傾向にあります。装着後数日は違和感がありますが、子供は順応が非常に早いです。

Q: どんな装置を使いますか?

A: 取り外しができる「床矯正(しょうきょうせい)」や「マウスピース型装置」、寝る時だけつける装置、固定式の装置など、お子様の状態に合わせて最適なものを選びます。

Q: 学校に装置をつけていく必要はありますか?

A: 装置によります。夜間だけつけるタイプであれば学校へ持っていく必要はありません。終日装着が必要なタイプでも、目立たない工夫がされています。

Q: 給食の時はどうすればいいですか?

A: 取り外し式の装置の場合は、給食の前に外して専用ケースに保管します。食後は歯磨き(またはうがい)をしてから再度装着します。

Q: 装置を失くしたり、壊したりした場合は?

A: すぐにご連絡ください。作り直しが必要な場合もありますが、少しの調整で直ることもあります。放置すると歯が戻ってしまうため早めの対応が肝心です。

Q: 装置が当たって口内炎ができた時は?

A: 装置の一部が当たっている可能性があります。ワックスで保護するか、歯科医院で調整を行うことで痛みを除去できます。


4. 費用と期間について

Q: 費用はどのくらいかかりますか?

A: 第1期治療(乳歯混在期)であれば、一般的に30〜50万円程度です。当院では27~37万円です。

Q: 治療期間はどのくらいですか?

A: 顎の成長を利用するため、1年半〜2年程度が目安ですが、生え変わりの完了まで経過観察を含めて長くお付き合いすることになります。

Q: 医療費控除は受けられますか?

A: はい、小児矯正は「歯や顎の正常な発育を促すため」の医療目的とみなされるため、基本的に医療費控除の対象となります。

Q: 兄弟で同時に始めると割引はありますか?

A: 家族割引を設けている場合がございます。詳しくはお問い合わせください。


5. 学校生活・日常生活について

Q: スポーツ(部活)をしても大丈夫ですか?

A: 基本的に問題ありません。ただし、激しい接触があるスポーツの場合は、マウスガードを併用したり、一時的に外せる装置にしたりするなどの配慮が可能です。

Q: 吹奏楽(楽器)の演奏に影響しますか?

A: 慣れるまでは少し吹きにくさを感じることがありますが、多くの生徒さんが矯正をしながら部活動を両立させています。

Q: 虫歯になりやすくなりませんか?

A: 固定式装置の場合は汚れが溜まりやすくなります。当院では正しいブラッシング指導と、定期的なクリーニング・フッ素塗布で虫歯を徹底予防します。

Q: 装置をつけていると、からかわれたりしませんか?

A: 最近は矯正をしているお子様が増えているため、ネガティブな印象は少なくなっています。目立たない装置も選べますので、ご本人の気持ちに寄り添って決定します。

Q: 発音が悪くなりませんか?

A: 装着直後は少し話しにくくなることがありますが、1〜2週間で慣れて自然に発音できるようになります。


6. 家庭でのサポートについて

Q: 子供が装置をつけてくれない時はどうすればいいですか?

A: 「なぜ必要なのか」を根気よく伝え、カレンダーにシールを貼るなどして楽しく続けられる工夫を一緒に考えましょう。どうしても難しい場合は装置の変更も検討します。

Q: 親が気をつけることはありますか?

A: 装置の装着時間のチェックと、仕上げ磨きのサポートをお願いしています。また、装置の紛失がないよう定位置を決めることも大切です。

Q: 食事の制限はありますか?

A: 取り外し式の場合は制限ありません。固定式の場合は、ガムや粘着性の高いお菓子、非常に硬いものは装置が壊れる原因になるため避けていただきます。

Q: 外出先で装置を外す時の注意点は?

A: 紛失防止のため、必ず専用のケースに入れて保管させてください。ティッシュに包んで置いておくと、間違えて捨ててしまうトラブルが非常に多いです。


7. 癖・生活習慣の影響について

Q: 指しゃぶりは歯並びに影響しますか?

A: はい、長く続くと「開咬(前歯が閉じない)」や「出っ歯」の原因になります。小児矯正では、こうした癖を改善するトレーニング(MFT)も行います。

Q: 口呼吸(口がいつも開いている)は治りますか?

A: 顎を広げて鼻腔の通りを良くしたり、お口周りの筋肉を鍛えることで、口呼吸から鼻呼吸への改善をサポートできます。

Q: 舌を出す癖があるのですが。

A: 舌を突き出す癖は歯並びを押し出してしまうため、矯正装置と並行して「舌のトレーニング」を行い、正しい位置へ導きます。

Q: 頬杖や寝相も関係ありますか?

A: はい、習慣的な顎への外部圧力は歯並びを歪ませる原因になります。日常生活の注意点もアドバイスいたします。


8. 抜歯と生え変わりについて

Q: 小児矯正をすれば将来絶対に抜歯しなくて済みますか?

A: 抜歯の可能性を大幅に減らせますが、顎の成長が予測を下回った場合や、歯のサイズが極端に大きい場合は、将来的に抜歯が必要になる可能性もゼロではありません。

Q: 乳歯が抜けないうちに矯正を始めてもいいのですか?

A: はい、むしろ乳歯がある時期(混合歯列期)に始めるのが、顎の成長を利用できるため最も効果的です。

Q: 永久歯が変なところから生えてきました。

A: 顎のスペースが足りないサインです。早めに受診し、他の永久歯が並ぶ場所を確保する治療を検討しましょう。

Q: 先天性欠損(生まれつき歯が足りない)と言われました。

A: 歯が足りない場合も、将来の噛み合わせを見据えて隙間を管理する矯正治療が非常に有効です。


9. 矯正中のトラブル・不安

Q: 矯正中に虫歯が見つかったら?

A: 矯正を一時中断するか、装置を外して虫歯治療を優先します。当院では一般歯科も併設(または連携)しておりますのでスムーズに対応可能です。

Q: 装置を飲み込んでしまったら?

A: 小さな部品であれば便と一緒に排出されますが、喉に詰まったり痛みが強い場合は、すぐに医療機関を受診してください。

Q: 遠足や合宿、修学旅行の時はどうすればいいですか?

A: 取り外し式であれば、紛失のリスクを考えて数日間お休みにすることも可能です。事前にスケジュールを相談しましょう。


10. 治療後のアフターケア

Q: 1期治療が終わった後はどうなりますか?

A: 全ての永久歯が生え揃うまで数ヶ月に一度の定期検診を行い、安定を確認します。必要に応じて2期治療(仕上げの矯正)へ移行します。

Q: 後戻り(リバウンド)はしませんか?

A: 筋肉のバランスが悪いと後戻りすることがあります。そのため、保定装置(リテーナー)の使用と、お口周りのトレーニングの継続が重要です。

Q: 2期治療に進む場合、費用は二重にかかりますか?

A: 当院では、1期治療を受けられた方は、2期治療の費用から1期分の費用を差し引く(または優待価格にする)制度を設けております。

Q: 定期検診では何をしますか?

A: 歯の動きのチェック、クリーニング、フッ素塗布、顎の成長確認、生え変わりの予測などを行います。

Q: 最後に、子供のうちに矯正を始める一番のメリットは何ですか?

A: 「一生自分の歯で健康に過ごすための土台作り」ができることです。健やかな成長を、お口の健康からサポートできるのが小児矯正の素晴らしさです。

Q: 予約のキャンセル料はかかりますか?

A: 前日までにご連絡いただければかかりませんが、当日キャンセルの場合は他のお客様への影響もあるため、お早めのご連絡をお願いしております。

Q: 転院の際に資料の貸し出しはできますか?

A: はい、レントゲンデータなどの提供が可能です。転院先でのスムーズな治療継続をサポートします。

Q: 矯正中にガムを噛んでもいいですか?

A: 取り外し式なら外せばOKですが、固定式の場合は装置に絡まってしまうため厳禁です。

Q: 矯正を始めたら何回くらい通う必要がありますか?

A: 装置の調整には月に1回程度、その後の観察期間は3〜6ヶ月に1回程度の来院が目安です。

Q: 先生やスタッフは子供に慣れていますか?

A: はい、当院は多くのお子様の治療を行っております。お子様が楽しく通えるよう、コミュニケーションを大切にしています。